独特な技法のミツロウを使った鋳造

インドの西ベンガル州からマディヤ・ブラデーシュ州では、ミツロウを糸状にして型を作り鋳造する独特の技法が使われています。
出来上がりには糸状のひだが表面に残され、素朴のなかに繊細さを感じさせています。
作られる物は神々の像が多く、この地方では女神像の信仰があつい為ドゥルガー女神やカーリー女神がよく作られています。
その他には、燭代や香炉などの儀礼用具・小物入れや灰皿・アクセサリーなどの日常生活に使用される物もこの方法で製作されていました。
最近ではこの方法を用いて装飾品を作り、新しいデザインが生み出されています。