ヒンズー・ヒンドゥーについて

インドと言えばヒンズー教(ヒンドゥー教)を思い浮かべます。
しかしその名前は、インドに侵入してきたイスラム教徒の人達が、 イスラム以外の異なる信心を持つ人達のことを「HINDU」と呼んだことに始まります。
それを基にしてヨーロッパの人達が、インドの宗教・文化などを「HINDIZM」と言う呼び方で呼び、 「HINDIZM」の日本語訳が「ヒンズー・ヒンドゥー」となったわけです。
ですので、インドの地に住む人達の文化・風習・信仰をまとめて表す言葉なので、一般に言われる宗教とは少し違った意味を持ちます。

ヒンズー教(ヒンドゥー教)の歴史

  

インダス文明・土着信仰の時代
・BC 1500
アーリア人の侵入
ヴェーダ聖典の時代
・BC 1000
バラモン教の成立
反バラモン教の動き
ジャイナ教が生まれる
仏教が生まれる
・BC 500
バラモン教のヒンドゥー化
土着神の取り込み
六派哲学 叙事詩の成立
・AD 0
ヒンドゥー教の2大宗派化
・AD 500
仏教の密教化
タントリズムの興隆
ヒンドゥー教の2大宗派が
シバ派とヴィシュヌ派に
・AD 1000
イスラム教の進入
インド仏教の消滅
いろいろな派に分裂し現在のヒンドゥー教に進化
ヒンドゥー教の歴史には、4つの節目が有ると言えます。
1、アーリア人の侵入
2、仏教の興隆とその影響
3、人格神(シバ・ビシュヌ)の崇拝の醸成
4、タントラ・バクティなどの易行道の成立
これらは、ヒンドゥー教に革命的な変化を与えたもの。
ヒンドゥー教と言うものが、来るものは吸収・合流し、近くのものを加え、必要の無いものは排除すると言う事を、 5000年の歳月を費やして出来上がった文化と言えるのかもしれません。

 

カースト制度
カーストは、ヴァナルとジャーティーとの2つに分けられます。
ヴァナルとは、
「バラモン(僧侶・宗教関係の偉い人)」
「クシャトリア(貴族・王族)」
「ヴァイシャ(庶民・商人)」
「シュードラ(奴隷)」
の階級の枠組み。
ジャーティーとは、「生まれ」の意味で世襲の職業集団を指します。
このカーストを生む背景には、バラモン(アーリア系の人)が自分達をいつも一番上の地位に付けておく考え方が有ったようです。