クリシュナ神

インドでは、一番民衆に愛され親しまれている神様です。

  

クリシュナ神の誕生のお話。
ある国の国王が
「あなたははヴァースデーヴァの8番目の息子に殺されるであろう」
と、天の声を聞きます。
それからその王様は、生まれた子供を全て殺します。
しかし、7番目の子供(バララーマ)と8番目の子供(クリシュナ)だけが、生まれてすぐに逃がされます。
2人はその後、牛飼いとして育てられます。
それを知った国王は彼らを殺そうとしますが、逆に殺されてしまいます。
なんだか、キリストの誕生に少し似ていますねぇ。

  

バララーマは、ヴィシュヌ神をいつも守る蛇族の王「アナンタ」の生まれ変わりで、 クリシュナは、ヴィシュヌ神の生まれ変わり。 クリシュナ神は幼少の頃から強い腕力を持ち、悪者を倒し、人々を守っていったとされています。 又、彼は非常に美青年でもあり、彼の奏でる笛の音に女達は魅了されていったと言うことです。

  

クリシュナは紀元前7世紀頃に活躍した実在の人物だそうです。
ヤーダヴァ族の精神的指導者として新しい宗教を説き、亡くなった後に神格化されていったそうです。