アフリカの瓢箪

アフリカサバンナの生活は、ヒョウタン文化と呼んで良い程ヒョウタンを使っています。
大きなヒョウタンを代わる代わる上に持ち上げて、中身をこぼしてはもう1つのヒョウタンで受けて、豆や穀物を選り分けている姿をよく見かけます。
それだけでなく、いろんな用途として生活の中で用いられています。
半分に切った半円形の容器(マリ共和国のバンバラ族では<フィレ>と呼ばれている)は、食器・ボウル・洗濯・赤ちゃんのお風呂などに用いられます
杓子の形をしたもの(ガラマンと呼ばれる)は、ひしゃく・さじとして。
上に穴をあけた大きな球形のヒョウタンは、水撒き・お酒の醸造保管。
長いヒョウタンは、ひもが付けられてミルク・お酒・水の携帯容器に使われています。
また、丸い形を2つに切り分けて一方を蓋としている物は、衣類を入れるものとして嫁入り道具の1つになっています。
結婚の際、フィレなどの生活用品は母親が用意して代々伝えられています。